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【時短】マイナンバーカードの必要性を解説【マイナポイント受取は9月末まで】

2016年1月からマイナンバー制度が始まりました。

施行から5年以上経ちましたが、まだお持ちでない方も多いと思います。

「マイナンバーカードって何に使うの?本当に必要なの?」という方に向けて今回は記事を書いています。

この記事では下記を説明しています。
・マイナンバーカード作成のメリット・デメリット
・マイナンバーカードの必要性

マイナンバーカードとは

まず、マイナンバー(個人番号)を把握する書類には下記の3種類があります。

  • マイナンバーカード
  • マイナンバー通知カード
  • 個人番号通知書

 

「マイナンバーカード(個人番号カード)」は、国民毎のマイナンバー(個人番号)が記載されたプラスチック製のICチップ付カードを指します。
表には氏名・住所・生年月日・性別などの情報が載り、裏面には12ケタの個人番号が載っています。

「マイナンバー通知カード」は、2020年5月25日で廃止された緑色の紙のカードを指します。
こちらは身分証明書として利用することが出来ません。

「個人番号通知書」は、マイナンバー通知カードの廃止日以降に出生や入国をした方を対象に送られる個人番号の確認書類を指します。
こちらも身分証明書としての利用は出来ません。

それぞれのカードの違いは下記の表をご参考ください。

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【引用元】 総務省ホームページ > 個人番号通知書

今回は、この3種類の中の「マイナンバーカード」について解説をしていきます。

マイナンバーカードを作成するメリット(できること)

①身分証明書として利用できる

マイナンバーカードは公的な身分証明書です。

銀行口座の開設やパスポートの発行にも使用可能であり、免許証等の本人確認書類を持っていない未成年の方などにも役立ちます。

また、各種手続きの際にマイナンバーと本人確認書類の同時提出が求められることがありますが、これらはマイナンバーカード1枚で対応可能になります。

②コンビニで住民票や印鑑証明が取れる

これまでは住民票や印鑑証明を取得する為に、役所に行く必要がありました。

仕事の都合で平日休みが取れず役所に行くことが難しい方も多いと思われます。

そのような方でも、自分のタイミングでこれらの書類をコンビニで取得できることは非常に使い勝手の良いポイントです。
※まだ対応していない行政もありますのでご注意ください。

③健康保険証や免許証の代わりとなり得る ※導入途中

2021年3月から、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになりました。

マイナポータルというアプリを利用し、健診情報・薬剤情報・医療費等が見れるようになります。

※マイナンバーカードを健康保険証として利用する為には、マイナポータルアプリでの登録手続きが必要です。また、現時点では対応していない医療機関も多い為ご注意ください。

加えて、2024年までにはマイナンバーカードと免許証の一体化もされると言われています。

これらが実現されれば、健康保険証や運転免許証を持ち歩くことは無くなると予想されます。

また、最終的にはマイナンバーカード自体も電子化され無くなってしまうかもしれません。

⑤確定申告は電子申告ができる

これまで確定申告書は税務署に行って直接提出したり、郵便局に行って郵送する必要がありました。

マイナンバーカードは電子申告(e-Tax)に対応している為、自宅で確定申告を済ませることができます。

また、令和2年分の所得税の確定申告から控除額が変更されました。

変更内容は下記の通りとなっています。

青色申告特別控除額55万円
電子申告(e-Taxによる申告)による青色申告特別控除額65万円

自宅で確定申告を済ませることが出来るメリットに加え10万円多く控除を受けることが出来る為、これらは非常に大きなポイントと言えます。

※青色申告特別控除額は、もともと65万円(改正前)でしたが基礎控除額も38万円から48万円に上がっている為、トータルで考えると10万円お得になっています。

それに加えて、会社員(給与所得者)の方を対象にスマホでふるさと納税や医療費控除の確定申告(電子申告)も出来るようになりました。

現時点で「事業所得」はスマホでの申告に対応しておりませんが、少しずつスマホで出来ることも増えていくと予想されます。

⑥マイナポイントが付与される【※2021年4月末までにマイナンバーカードを作成した方のみ対象】

マイナポイントとは、マイナンバーカードとキャッシュレス決済を連携し、チャージ・支払いを行うことで還元されるポイントを指します。

2021年4月末までにマイナンバーカードを申請した場合は、チャージ・支払い金額の25%(最大5,000ポイント)が付与されます。

※マイナポイントの申込期限は、2021年9月末までとなっています。

実際の利用方法として、私の場合はPayPayに利用しました。

マイナポイントをPayPayに登録(連携)後、¥20,000のチャージを行ったことで25%(¥5,000)がすぐに追加で付与されました。(計¥25,000)

※「マイナポイント」という名前のポイント自体は存在せず、自分の利用するキャッシュレス決済に名前を変えるポイントだと思って頂けると分かりやすいかと思います。

マイナポイントをPayPayに登録する方法に関しては、下記のリンクをご参照ください。
 

マイナンバーカードを作成するデメリット

今のところ、私が感じるデメリットはありません。

セキュリティの問題は?

問題視される方が多いのは個人情報の漏洩(セキュリティ)です。

もちろん万全のセキュリティ対策は取られているようですが、ご心配の方は下記のリンクをご参照ください。


公式サイトにもセキュリティ上の問題は無い旨記載はありますが、「絶対に大丈夫」とは言えないですね。

マイナンバーカードの申請方法


マイナンバーカードは下記の方法で申請することが出来ます。

  • スマホ
  • パソコン
  • 郵送
  • 証明写真機
  • 役所の窓口

 
個人的におすすめなのがスマホによる申請です。

顔写真の撮影を含めて、スマホ1台で5分〜10分ほどで簡単に申請を行うことができます。

各種申請方法に関しては、下記のリンクをご参照ください。

また、マイナンバーカードは無料で作成することが可能です。

※申請後はカードの発行まで1ヶ月ほど時間がかかりますのでご注意ください。

まとめ

マイナンバーカードの必要性

個人的にマイナンバーカードは作るべきだと思っています。

マイナンバーカードを作成することで、行政手続きや災害対策・新型コロナウイルスの給付金申請などのサービスを、今後は更に効率よく受けることが可能になると思います。

また、政府がマイナンバーカードとキャッシュレス化に非常に力を入れているので、遅かれ早かれ作ることになる可能性が高いです。

特に「マイナポイント」は非常にお得な制度になっています。

2021年4月末以前にマイナンバーカードの作成を行った方は、2021年9月末までマイナポイントを受け取ることができるため、忘れずに申請を行いましょう。

マイナンバーカードは様々なところで導入が進んでいる最中である為、日々出来るようになることも増えていくでしょう。
常に最新の情報を取り入れていくことが重要です。

マイナンバーカードを使用し効率よくサービスを利用することで、自分の時間を増やし生活を豊かにしていきましょう。