生活ファイナンス

【節約】変動費を見直し、家計を改善させる

お金を管理するにあたり、節約をすることはとても重要です。

しかし、節約をすることでストレスが溜まっては何の意味もありません。

私は徹底的に「浪費(無駄な出費)のみを削ること」が重要だと考えています。

この記事では下記を説明しています。
・変動費の見直すべき要点と実践方法

変動費とは

支出には「固定費」と「変動費」が存在します。

順序としては「固定費」を優先し、先に見直すべきかと思います。

固定費の見直しがまだの方、不安な方は先にこちらの記事をご覧ください。

【節約】固定費を見直し、家計を改善させるお金を管理するにあたり、節約をすることはとても重要です。 しかし、節約をすることでストレスが溜まっては何の意味もありません。 ...

 
変動費とは、毎月支払う金額が変動する費用を指します。

例えば変動費には下記のようなものが該当します。

  • 食費
  • 日用品費
  • 被服費
  • 交際費
  • 医療費

 
上記の項目は一例であり、今回は多くの方が該当すると思われる上記5項目に絞らせて頂きました。

他にも交通費(電車やバスに使うお金)や美容費(美容室に使うお金)、娯楽費(趣味に使うお金)などが変動費に該当します。

自分の支出額を把握する

では、実際に自分に毎月どれほどの変動費支出があるのかをメモに書き出してみましょう。

家庭をお持ちの方の場合は、世帯全体での変動費支出を算出していきます。

支出管理は家計簿を利用されるのが非常におすすめです。

家計簿に関しては、こちらの記事で解説をさせて頂いております。

【節約】家計簿をつけるべき理由と習慣化のポイント【続かない理由も解説】日々生活をしていくにあたりお金はとても重要です。 ではお金を貯めるにはどうすればいいのでしょうか? この記事では下記を説明し...

 

見直すポイントを把握する

支出を書き出した後は、各支出に関して下記のようなポイントを見直していきます。

食費

・自炊せず、加工品ばかりを購入してはいないか

加工品は高コストです。調理時間の短縮効果は有りますが、食事の時間ぐらいは適度に確保してもいいのかなと個人的には思っています。
 

・食材を無駄にしてはいないか

必要なものだけを購入するように徹底すると無駄な買い物は減り、食材を捨てることを減らす効果が期待できます。
また、こまめな買い物は自分の時間も失うので、週ごと等に購入リストを作成し、まとめ買いを行うことで効率的な買い物が出来るかと思います。
 

・ジュース・お菓子・お酒などの嗜好品を買いすぎていないか

嗜好品を購入する癖が付いてしまうと食べ癖が付くだけではなく、健康にも悪影響を与えます。
私も頂いた場合は喜んで食べますが、コンビニを利用しないなどの対策を行い極力購入を控えるようにしています。
 

日用品費

・ストックが無くなる度に購入してはいないか

こちらも1ヵ月分等の購入リストを作成し、毎月必要な分だけをまとめ買いすることで買い物に行く回数を減らす(無駄遣いを減らす)効果が期待できます。
 

・コンビニで日用品を購入してはいないか

コンビニの日用品は価格が高く設定されているだけではなく、つい余計な買い物をしてしまうことにも繋がるので注意が必要です。
 

被服費

・ブランド物にこだわりすぎてはいないか

※服に関しては人それぞれ価値観が異なりますのでご容赦ください。

個人的な意見で申し訳ないですが、服は消耗品だと思っています。
コスパを重視しているため、UNIQRO・GU・無印良品などの衣類を最小限のみ購入するようにしています。
 

交際費

・なんとなくの付き合いや行きたくない飲み会に参加してはいないか

人付き合いは重要ですが、付き合う人を選んで行動しなければ自分のお金と時間を失います。
時には断る勇気も必要だと思いますし、それで関係が壊れるような相手なのであれば、あまり付き合うべき相手では無いのかもしれません。
 

医療費

・かかりつけ医を利用しているか

初診料が加算されないだけでなく、症状の変化にも気付かれやすいので適切な処方・処置が受けられる可能性が高いです。
※診察結果に納得できない際は、セカンドオピニオン(別の医師からの第2意見)を受けることも時には重要です。
 

・ジェネリック医薬品を利用しているか

ジェネリック医薬品を処方されることで、薬の効果はそのままに薬代のみを半額ほどに抑えられることもあります。

医師に「お薬出しておきますね」と言われた際は、「ジェネリック医薬品はありますか?」と聞き返すようにしましょう。
※必ずしも処方される薬にジェネリック医薬品が存在するとは限らないのでご注意ください。
 

・医療費控除制度を利用しているか

年間¥100,000以上を医療費に使用した場合、医療費控除を受けられる可能性が高いです。

医療費控除により、会社員の方の場合でも年末調整時に還付される金額が増えたり、翌年の住民税が安くなります。
 

・セルフメディケーション税制を利用しているか

年間12,000円から88,000円をドラッグストアでのスイッチOTC医薬品の購入に使用した場合、セルフメディケーション税制を利用できます。

医療費控除と同様に、所得税及び住民税の節税効果があります。ただし、医療費控除との併用は出来ません。
 
 
 
これらのポイントから自分が見直せる点を洗い出していきます。

家系の黄金比率とは

見直しされる金額は下記の「家系の黄金比率」を参考にされると分かりやすいです。

家系の黄金比率・・・収入に対する支出の比率は、固定費45%・「変動費35%」貯蓄20%

家計の黄金比率より、上記5項目の変動費合計が毎月の手取り金額の35%以内であれば望ましいと言えます。
※別途、交通費・美容費・娯楽費などの変動費が発生する方は、それらの支出も含めて35%以内にすべきと言えます。

見直しの実践

では実際に当てはめてみましょう。

下記は実際に変動費を35%として計算した一例です。

(例) 毎月の手取り金額が¥200,000の場合
→ 毎月の変動費支出は、¥70,000以内

(例) 毎月の夫婦合計の手取り金額が¥300,000の場合
→ 毎月の変動費支出は、¥105,000以内

実際に計算をされてみていかがだったでしょうか?

変動費率が35%を超えているのであれば、見直しを検討されるべきかと思います。
ちなみに私の場合は、変動費を上記5項目に限定すると比率は10%〜15%ぐらいになることが多いです。

まとめ

今回は変動費のみに焦点を当てて解説をさせて頂きました。

固定費に続き、変動費の見直しは家計改善の第2ステップです。

固定費と変動費を見直すことは、家計の改善に大きな影響を与えます。

しかし、過度の節約で生活を圧迫させては意味がありませんので、浪費のみを節約することが非常に重要になります。

 
無駄な変動費を削減して、大切なことに使う為の資産を増やしていきましょう。
 

【節約】固定費を見直し、家計を改善させるお金を管理するにあたり、節約をすることはとても重要です。 しかし、節約をすることでストレスが溜まっては何の意味もありません。 ...